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はしばみ

工房はしばみ

 冬場に大井沢の母から教わって、つる細工を始めてもう12年になります。毎年通って2~3個作ってました。定年退職を機に、閉店した祖父の店を作業場に作り替え、木型を作って、ようやく今年から本格的に山葡萄の手提げかごを編み始めました。父母が冬場の生業として始めたつる細工、父が病で倒れ、一人で編む母を気遣って始めたのでしたが、すっかりつる編みの魅力に引き込まれ、創作に勤しんでおります。

 

  大井沢中学校に通っている頃、クラスの文集の名前に、可愛い実をつけ、食べると美味しい『かすばみ』を提案しました。新任の先生は、この訛った呼び名から、正式名称の『はしばみ』にたどり着くのにたいそう苦労されたようでした。そんな思い入れのある文集の名をとって、『工房はしばみ』といたしました。昨日、弟がはしばみの実の付いた写真を送ってくれたので、アップしました。